109シネマズ名古屋で「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」を観る。エクスペンダブルズなみなさんにおかれては、いつまでもボクたちが期待しているようなアクションをしていてほしいと思うのです。「太陽にほえろ!」とか「西部警察」とか「あぶない刑事」が復活したら、こんな気持ちを日本版でも味わうことができるかもしれない。

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映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』11月1日(土)公開

傭兵(ようへい)軍団エクスペンダブルズを率いるバーニー(シルヴェスター・スタローン)のもとにCIAのドラマー(ハリソン・フォード)が現れ、あるミッションを下す。それは、エクスペンダブルズを結成した仲間だったものの悪の道を進んだストーンバンクス(メル・ギブソン)の身柄確保だった。ニューヨーク、モスクワ、ブカレスト、メキシコ、アフリカで激しい追撃と攻防を展開するが、バーニーの戦術を知るストーンバンクスに苦戦を強いられる。仲間の身を案じ、バーニーはエクスペンダブルズの解散と新チーム結成を考えるが……。

引用元:映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』 – シネマトゥデイ

今の映画業界から声がかからなくなった俳優をスタローンが集めてつくっている作品、と聞いたことがあります。声がかからなくなったのは映画界のトレンドと得意な演技が合わなくなった、という場合がほとんどだろうけど「21世紀のマッチョなアクションが観たい!」という需要だって、ないことはないよね。

そういう「観たい!」と思う気持ちを裏切らない作品。キャリアは重ねているけど、肉体は当時のままなんじゃないかと思うくらい鍛えられてる。アクションで演技をすることに誇りを持っているからこそ、生活をコントロールできるんだろうな。時が経ったら当時の面影がなくなっちゃう人の方が多いのに。

各キャラクターの見せ場をたっぷりつくっておいて、クライマックスはやっぱりスタローン。とある場所からの脱出シーンは、今っぽくない。今の作品のトレンドなら、あの状態であそこに人はいないかも。でも、スタローンがいなかったら盛り上がらない。まさに21世紀のマッチョなアクション映画だ。

セリフもちょっと自虐的なものが入っていた。ボクは字幕版で観たけど、字で追うのはやっぱりニュアンスが伝わってこない。吹き替え版だと、そのニュアンスに合わせた日本語に置き換わってるかもしれないな。この作品は言葉を音で感じた方がよさそうだ。

日本でこういうの、できないかな。「太陽にほえろ!」とか「西部警察」とか「あぶない刑事」で。でも、たぶん今のトレンドを入れちゃって失敗しそうだ。この作品がよかったのは、ボクらが小さい頃に見ていた俳優が、今も同じようにスクリーンで動いてくれるからなんだよね。「昔のままで何も変わってない」と思われることがいいってことだって、絶対あると思うのです。

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